「投資って、いったいいくらから始めればいいの？」
老後や教育費を考えて資産形成に関心を持つ方から、よく聞かれる質問です。
私自身も20代の頃に同じ悩みを抱えていました。しかし実際に投資を始めてみると、「意外と少額から始められる」ということに気づきました。この記事では、投資初心者が「何円から始められるのか」について、具体例を交えながら解説します。
投資初心者は何円から始められる？
100円から始められる少額投資
証券会社やネット銀行では、投資信託を100円から購入できるサービスが増えています。
楽天証券・SBI証券・マネックス証券などでは「100円投資信託」が可能です。
・メリット：お試し感覚で投資体験できる
・デメリット：資産形成としては効果が出るまで時間がかかる
初めて投資を体験するなら、この「100円投資」からでも十分です。
「投資はまとまったお金が必要」と思っていませんか？実は、今では100円から投資を始められる時代です。 特に40代以降になると、教育費や住宅ローンなど支出が多く、「投資に回す余裕がない」と感じる方も多いでしょう。そんな中で少額からスタ[…]
1,000円〜5,000円から始める積立投資
多くの人が選ぶのが「積立投資」。
つみたてNISAやiDeCoを利用すれば、1,000円〜5,000円単位で積立が可能です。
特に40代からは「老後資金」を意識する時期。少額でも長期的に積み立てることで、20年後には大きな差が生まれます。
金融庁のシミュレーション（https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/tsumitate-simulator/）では、毎月1万円を20年間積み立てると、年利3%で約325万円に成長する試算になります。
「投資に興味はあるけれど、まとまった資金がない」「損をするのが怖い」「40代からでも間に合うのだろうか」 そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。特に40代は、老後資金や教育費、住宅ローンなど将来に向けた不安が増える時期[…]
1万円以上から本格的に投資信託・株式へ
実際に資産形成を目指すなら、毎月1万円程度からの積立投資がおすすめです。
特に40代の方は、老後資金までの時間が20年程度あるため「長期×分散×積立」で無理なく育てるのが現実的。
私自身も、投資信託を中心に毎月数万円をコツコツ積み立て、資産3,000万円を築きました。
投資額の目安と考え方
「余剰資金」から始めるのが鉄則
生活費や教育費を圧迫するお金を投資に回すのは危険です。
目安は「生活防衛資金（6か月分の生活費）」を確保した上で、余剰資金から始めること。
初心者が投資に回す割合
・初心者：手取り収入の5%程度から
・慣れてきたら：10〜15%へ拡大
無理なく続けられる額を決めることが、最大の成功要因です。
投資初心者におすすめの制度
つみたてNISA
・年間40万円まで非課税
・100円から投資可能
・長期投資向けの商品が厳選されている
「投資に興味はあるけど、何から始めればいいのかわからない」そんな初心者の方に最適なのが つみたてNISA です。 この記事では、投資初心者でも安心して始められる「つみたてNISA」の仕組みやメリット、具体的な始め方、商品選びのポイン[…]
iDeCo（個人型確定拠出年金）
・掛金が全額所得控除
・節税効果が大きい
・60歳まで引き出せないため、老後資金専用におすすめ
「投資に興味はあるけれど、何から始めていいかわからない」投資を勉強したての初心者の方によく聞く声です。特に30代～40代は子育てや住宅ローンで手一杯で、投資は遠い世界の話に感じてしまいますよね。 しかし、将来の安心のために少しずつ始[…]
投資初心者が避けるべき落とし穴
一発逆転を狙う投資
FXや仮想通貨の短期売買は、初心者にとってリスクが高すぎます。
40代からは「堅実・着実」に積み立てる方が、安心して将来に備えられます。
高額セミナーや情報商材
「月利10%保証」といった甘い言葉に惑わされないこと。
投資は「継続の力」でしか成果が出ません。
具体的な投資開始ステップ
ステップ1：証券口座を開設
SBI証券や楽天証券など、大手ネット証券でOK。
ステップ2：つみたてNISAを設定
最初は月1,000円でも良い。自動で買い付けできるので、放置で積み上がる。
ステップ3：慣れてきたら増額
月1万円、月3万円と余裕の範囲で積立額を増やしていく。
私の経験談
私は20代の頃、最初は少額から投資を始めました。
最初の数年は「こんな少額で意味あるのか？」と思いましたが、10年経つと大きな違いを実感しました。
資産が増えた今でも「無理せず・焦らず・着実に」資産形成を続けています。
まとめ
投資初心者は 「100円からでも始められる」 が、資産形成を意識するなら 「月1万円程度」 がおすすめ。
40代からでも遅くありません。
大切なのは「始めること」と「続けること」。
今の一歩が、20年後の大きな安心につながります。