「投資に興味はあるけど、何から始めればいいの?」
そんな疑問を持つ方は多いと思います。特に30~40代になると、老後や教育費など「将来のお金」がリアルな課題として目の前に現れてきます。
私は20代のうちに投資を始め、コツコツ積み立てを続けて資産3,000万円以上を築くことができました。もちろん派手なことはしていません。王道の「長期・分散・積立」を徹底しただけです。
投資は「早く始めた方が良い」とよく言われその通りではあるのですが、40代からでも遅すぎることはありません。早く始めたからといってギャンブルのようにやってしまっては本末転倒です。大切なのは「焦らず・無理せず・着実に」進めること。この記事では、投資初心者が最初にやるべきことをわかりやすく整理していきます。
投資初心者が最初に知っておくべきこと
投資と貯金の違いを理解する
まず大事なのは「投資と貯金は役割が違う」ということです。
- 貯金=お金を守る手段(安心・流動性)
- 投資=お金を増やす手段(リスクはあるが成長性)
銀行預金の利息は年0.001%程度。100万円を預けても年間10円しか増えません。これではインフレに勝てません。
一方で投資は値動きがありますが、米国株市場の長期平均リターンは年6〜7%とも言われています。長期的には資産を大きく増やす可能性があるのです。株式でも6~7%というところがポイントです。リターンを10%超えるようなものは基本的にリスクが高い投資だと考えてください。
投資の目的をはっきりさせる
「老後資金を準備したい」「子どもの教育費を備えたい」など、目的を定めることで投資の方向性が明確になります。
私の場合は「家族の将来を安心させたい」という気持ちが大きな動機でした。目的があると途中でブレにくくなります。
投資初心者がまずやるべきステップ
1. 家計を整える
投資を始める前に、まずは「家計の土台」を作りましょう。
- 毎月いくら余裕があるか
- 無駄な支出はないか
- 生活防衛資金(生活費の6か月〜1年分)は確保できているか
これを確認してから投資に取り組むのが安心です。
私は毎月の収支・出費をエクセルで管理しています。特別なアプリなど使うより、正直エクセルが一番です。

2. 少額から始める
最初から大金を投じる必要はありません。月1万円程度からでOK。
私も最初は月々数万円の積立から始めましたが、それでも10年以上続けると大きな差になります。
3. 積立投資を活用する
初心者に一番おすすめなのは「積立投資」。
一度設定すれば自動的に投資され、時間を味方にできます。
ドルコスト平均法で購入単価が平準化され、リスクを抑えながら投資を継続できます。※「ドルコスト平均法」については下記の記事をご参考下さい。
ドルコスト平均法とは?メリットやデメリット、投資のポイントも解説(出典:楽天証券)
初心者が選ぶべき投資商品
投資信託(特にインデックスファンド)
初心者に最適なのは「投資信託」。特にS&P500や全世界株式に連動するインデックスファンドがおすすめです。
手数料が安く、世界中に分散投資ができるのが強みです。※「S&P500」については下記の記事をご参考下さい。
S&P500とは?NYダウとの違いやチャート比較でわかりやすく解説!(出典:マネックス証券)
私も資産の大部分を投資信託で運用しています。
NISAを活用する
2024年から始まった「新NISA」は強力な制度です。
非課税枠が大幅に拡大し、長期的な資産形成に最適。初心者がまず使うべき投資口座といえます。
参考: 金融庁 NISA制度
iDeCo(イデコ)
老後資金を目的にするならiDeCoも検討すべきです。掛金が所得控除になり、節税効果が大きいのが魅力。ただし60歳まで引き出せない点には注意が必要です。
投資初心者が避けた方がよい投資
個別株
一社の株に集中すると大きく値下がりするリスクがあります。
最初は投資信託を中心に「分散投資」から始めるのが安心です。
仮想通貨
将来性はありますが、値動きが激しいのも事実。
私も一部だけ仮想通貨に回していますが、あくまで余剰資金で行っています。
投資を続けるためのコツ
短期の値動きに一喜一憂しない
投資を始めたばかりの頃は、毎日の値動きに心が揺れます。
しかし大切なのは「長期的に右肩上がりかどうか」。短期の下落は気にしすぎないことです。
続ける仕組みを作る
投資は「続けた人が勝つ」世界です。
自動積立を設定し、生活の中で自然に投資を続けられる環境を整えましょう。
学びながら投資する
投資は一度覚えれば終わりではありません。
経済ニュースや本を読みながら学びを続けることで、より安心して投資を続けられます。
投資初心者がよく抱く不安と解決法
「損をしたらどうしよう」
損をする可能性はゼロではありません。ただし長期・分散・積立を徹底すればリスクを下げられます。
「時間がない」
積立投資なら設定後はほぼ放置できます。忙しい40代でも無理なく続けられます。
「知識がない」
初心者向けの本や金融庁の公式サイトを読むだけでも十分スタートできます。
まとめ:40代からでも投資は十分間に合う
投資初心者が何から始めるべきかをまとめると、
- まずは家計を整える
- 少額から積立投資を始める
- 投資信託+NISAを活用する
- 個別株や仮想通貨は余剰資金で
私自身も「派手さより安心感」「一発逆転より継続の力」を大事に、着実に資産を増やしてきました。
40代からでも決して遅くありません。むしろ「今が一番早い日」です。
未来の安心のために、今日から一歩を踏み出しましょう。