「投資を始めたいけれど、投資信託と株って何が違うの？」
投資初心者の方から最も多くいただく質問の一つです。
私自身、初心者の頃は投資信託と株の違いも分からない状態でしたが、限られた時間の中で調べ、実際に投資してみて、最終的に「投資信託中心」のスタイルに落ち着きました。
この記事では、投資信託と株の本質的な違い、そしてどちらがあなたに向いているかをわかりやすくまとめています。
投資信託とは何か
投資信託（ファンド）は、投資のプロ（運用会社）が株や債券などに分散投資してくれる商品です。
- 少額から投資できる
- 自動で分散される
- 運用はプロが担当
一般的には、時間がない会社員や投資初心者でも取り組みやすいとされています。
金融庁も「長期・積立・分散」を推奨しており、その中心にあるのが投資信託です。
お金を増やしたいけど、株やFXは難しそう・・・そんな方におすすめなのが「投資信託」です。 私自身も、サラリーマンとして忙しい毎日の中で「手間をかけずに資産を増やす方法」を探してたどり着いたのが投資信託でした。今ではコツコツ積み立てる[…]
株（個別株）とは何か
株式は、企業が発行する「会社の所有権の一部」です。
- 企業価値が上がれば株価も上がる
- 配当金や株主優待が受けられる
- その企業だけに投資するためリスクも大きい
株式投資は「その企業の未来に賭ける投資」であると言えます。
ポイントで比較（初心者向け）
リスクの違い
- 投資信託：多数の銘柄に分散されるため、値動きが安定しやすい
- 株：1社に集中するため値動きが大きい
必要な知識
- 投資信託：基礎知識だけでOK
- 株：企業分析、決算書の理解などが必要
手間
- 投資信託：積立設定すれば放置も可能
- 株：日々の値動き・ニュースを確認する習慣が必要
向いている人
- 投資信託：仕事・家事・育児が忙しい人
- 株：自分で企業分析を楽しめる人
私自身、子育てと仕事が重なり「相場に張り付く時間がない」ため、投資信託中心の運用にしています。
投資信託のメリット
少額から始められる
100円〜積立できるため、投資のハードルが低い。
自動で分散投資
1つのファンドで数百〜数千銘柄に投資される場合も。
手間がかからない
積立設定すると“ほったらかし”が可能。
時間を味方にできる
長期でコツコツ積み上げるほど、価格変動リスクが平準化されやすい（ドルコスト平均法）。
投資信託のデメリット
自分で銘柄を選びにくい
インデックス型は市場全体に投資するため、個別企業の成長による大きな利益を狙いにくい。
手数料がかかる
信託報酬が毎日差し引かれる。
※現在は低コストの商品が多い（eMAXIS Slimシリーズなど）
個別株投資のメリット
大きな値上がり益を狙える
企業が急成長すると、株価が大きく上がることも。
株主優待が楽しめる
食品、生活用品、外食クーポンなどがもらえる銘柄は人気。
投資が「趣味」になる
企業の成長を応援する楽しさがある。
個別株投資のデメリット
リスクが大きい
決算の数字や不祥事で株価が急落することも。
値動きが気になりやすい
スマホで株価を見てしまうストレスがある。
分散しにくい
複数銘柄を買うとまとまった資金が必要。
長期で堅実に増やしたいなら「投資信託」
- 仕事が忙しい
- 投資に割ける時間が少ない
- 家計を安定させたい
こうした人は、投資信託の積立を軸にすることで長期的な資産形成がしやすくなります。
私自身もこのスタイルで、30代のうちに資産3000万円を達成しました。
趣味として楽しみたいなら「株」
- 企業分析が好き
- 値動きの大きさもワクワクする
- 優待を楽しみたい
こうしたタイプは株を楽しめるでしょう。
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両方組み合わせるのもおすすめ
最も現実的なのは次のような方法です。
- メイン：投資信託（長期・積立）
- サブ：株（興味のある企業だけ少額）
リスク分散にもなり、「資産形成」と「投資の楽しさ」を両立できます。
ポイント1：投資目的を明確にする
- 老後資金
- 教育費
- 自由に使える資産
目的が変われば選ぶ商品も変わります。
ポイント2： 投資信託は「インデックス」を選ぶ
代表例：
- eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）
- S&P500 インデックスファンド
多くの上位メディアでも推奨されている王道の選び方です。
ポイント3：株は「理解できる企業」だけ買う
よく知らない企業に投資するのはリスクが高い。
少額から始めて感覚をつかみましょう。
まとめ
投資初心者の方にとって、投資信託と株の違いを理解することはとても重要です。
投資信託
- 分散されてリスクが低い
- 手間が少なく初心者向け
株
- 大きな利益も損失もあり得る
- 企業分析が必要
仕事・子育てで忙しい方は、投資信託の積立が最も現実的です。
時間と心の余裕がある人は、株をスパイスとして取り入れることで投資の楽しさも味わえます。
あなたのライフスタイルに合った投資を、一歩ずつ続けていきましょう。